爪切りは、本人のケガを防ぎ、多頭飼いの猫、一緒に暮らす私たちを守る上でも、爪切りは大切なお手入れのの一つ。
定期的に爪切りが必要ですが、爪切りの種類はさまざま。
じつは、爪切りを年齢、爪の大きさや形、性格によって使い分けることで、猫本人もストレスなく安全に過ごせて、飼い主である私たちも快適に過ごすことができます。
そこで、我が家では爪切りをどう使い分けているかを実際にみゆ&もえの爪の特徴、性格と照らし合わせてお伝えしたいと思います。
爪切りの種類

爪切りの種類は大きく分けて4つ
- ハサミタイプ(ニッパータイプ)
- ギロチンタイプ
- ピコックタイプ
- 電動やすりタイプ
みゆともえの爪のタイプと性格から「ハサミタイプ」と「ニッパータイプ」を使い分けています。
実際に使ってみて気を付けているところ、使いやすさ、特徴をまとめてみました。
★ハサミタイプ(ニッパータイプ)
6カ月ぐらいまでの子猫や爪が薄い、柔らかい猫には「ハサミタイプ」がおすすめです。
このハサミタイプは、小さめで普通のハサミと切り方なので、初心者でも使いやすいです。
少し爪もしっかりしてくるとニッパータイプの方が力が伝わりやすく使いやすいと思います。
気を付けるポイント!
爪を切る時、力が均等でないので、大人の猫、シニア猫、爪の硬い猫の爪がギザギザになったり、割れることがあります。
音が「パチ」とはじける音がするので、音に敏感な猫は怖がる可能性があります。
爪を切った時に爪が飛び散ります。その場合は、ニッパータイプをオススメします。
我が家のみゆ&もえ
一方もえは、爪が薄く、柔らかいので、8歳の今でもハサミタイプを使うことがあります。
★ギロチンタイプ
爪が硬い猫、大人猫、シニア猫、音に敏感な猫には「ギロチンタイプ」がおすすめです。
このギロチンタイプは、切る側が力を入れることなく切れるので、爪の切り口がとてもきれいです。
爪を切る時「ジョリ」という削るような音がするだけなので、音に敏感な猫は向いていると思います。
切った時「ハサミタイプ」と違って、飛び散らないので掃除も楽です。
気を付けるポイント!
「ギロチン」という名前の通り、丸い穴に猫の爪を通して切るタイプなので、まず猫の爪をすばやく穴に入れ、適切な場所で切るという練習が必要だと思います。
少しの時間も拘束されているのがイヤ!という猫には、少々難しいタイプかもしれません。
巻き爪気味の猫の爪には使いづらいです。
我が家のみゆ&もえ
少し親指の爪は出しづらいので、切りづらいなぁと思う時は、「ギロチンタイプ」ではなく「ニッパータイプ」を使うこともあります。
もえは、とにかく少しでも拘束している時間が嫌いなので、穴に爪を入れることが難しいです。
その為、期限がいい時、眠そうなときは「ギロチンタイプ」を使用してその他は「ハサミタイプ」や「ニッパータイプ」と使い分けています。
★ピコックタイプ
巻き爪ぎみの猫には「ピコックタイプ」がおすすめです。
「ハサミタイプ」と「ギロチンタイプ」の両方の機能を兼ね備えた爪切りです。
みゆ、もえのかかりつけの動物病院はこの「ピコックタイプ」を使って切ってくれています。
「ギロチンタイプ」の穴の中に爪をいれず、「ハサミタイプ」のように爪を切る音がならないので、猫にとっては比較的ストレスがないようです。
気を付けるポイント!
左利き用の「ピコックタイプ」がないため、左手で持つと刃の向きが変わって使いづらくなります。
★電動やすりタイプ
爪切りになれていて、音にもあまり驚かない猫に「電動やすりタイプ」がおすすめです。
爪を切る箇所は、血管から2ミリと言われています。
「電動やすりタイプ」は、爪を少しずつ削っていくタイプなので、切りすぎて深爪してしまうという心配もありません。
また、切るわけではないので爪が飛ばず、切り口がとてもきれいです。
気を付けるポイント!
とにかく音と振動が大きいので、音、振動が苦手な猫には向いていません。
我が家のみゆ&もえ
ただ、切らず削っていくので、深爪にならないというのはとても魅力的ですね。